OTKlog

自由気ままに好きなモノのことを書きます。Youtubeもやってたりします。

VIAでAlt-ime-ahkの機能をキーボードに持たせた話

わざわざアプリ立ち上げなくてもVIAあるから代替効きそう🤔

手っ取り早く手順知りたい人は目次で該当場所まで飛ぶことをおすすめします。

目次

 

1.Caps lockをでIME切り替えしてみたが…

  現在私が今使っているkeychron Q1(レビューはよ出せ)はUS配列且つキーボードの配列が変更できるQMK,VIAが使用できます。

keychron Q1

 US配列での入力で面倒なのが、IMEの有効無効の切り替えなんですよね。通常は切り替えが2つのキーの同時押しなので頻繁に切り替えるとなると面倒かと思います。

私が最初に試したのはcaps lockを用いた切り替えです。caps lockが左小指の届くちょうどいい場所にあるので、切り替えも結構楽です。ですが、問題点として、検索窓に移動したとき、果たしてIMEが有効になっているのかとりあえずcapslockを押してみないとわからない という事象があります。タスクバー見ればわかるやんって言われるかもしれないですが、タスクバーは非表示にしてるし、わざわざ下に視線を移動させるのは面倒だと思うんですね。

2.Alt-ime-ahkの導入

  文字入力のIME切り替えの煩わしさを軽減したいと方法を探していたところ、Alt-ime-ahkというソフトウェアを知りました。これは右Alt空打ちでIME有効・左Alt空打ちでIME無効という動作をしてくれるものです。これを導入したことにより、文字入力の前に左右どちらかを空打ちさえすれば、確認しなくてもIME切り替えができてしまうというUS配列における日本語入力の煩わしさを解決することができました。

 普通のUS配列キーボードを使っている方であればこれでだけで十分かと思います。

製作者の方のブログも載せておきます。ソフトウェア入れるだけで設定もいらないのはありがたいですね。まぁ、パソコン起動時に一緒に立ち上がるようにしてあげないと行けない一工夫は必要ですが。

www.karakaram.com

3.もしかして:VIAでおんなじことできるのでは?

 普通のUS配列キーボードであれば、2の段階で終了なのですが、私の使っているキーボードはKeychron Q1。VIA・QMKと呼ばれるオープンソースのキーマッピング変更ソフトウェアに対応しているわけです。QMKはざっと見た感じプログラミングのコードっぽさがあってとっつきにくいですが、VIAはボタンでポチポチ押せば変更できるので、ユーザーフレンドリーかと思います。私はプログラミング挫折民なのでVIA一択でしたw

 VIAはこのキーボードを買ったとき、Fキー部分を空打ちしたときにFキー動作ではなくメディアキー?動作をしてほしくてあれこれいじったきりなので、なかなか使うのは大変でした。でも、alt-ime-ahkと同様の機能が使えれば、パソコンへの負荷は少なからず減るのでなんとか挑戦することにしました。

4.実装までの手順

 ここからは自分語りなしで手順だけ完結に書いていきます。

1.VIAを検索またはソフトウェアを立ち上げる

 VIAはウェブベースになったらしく、ブラウザで検索してキーボードを接続するだけで使えるようになります。

usevia.app

2.キーボードを接続する

  下の画面の状態から、キーボードをパソコンに接続し、Authorize deviceを押してデバイスを選択します。

キーボードが接続された状態

3.キーを選択→anyを選択→QMKコードを写経

 変換したいキー(ex.右Altキー)をVIA上で選択します。

 そして、SPECIALタブにあるAnyというボタンを選択します。すると、「QMKコード入れるとその通り動くで」みたいな英語の文言が出てきます。そこに

MT(MOD_RALT,KC_KANA)

 とコピペします。

すると右AltキーがAlt-ime-ahkと同じ動作をするようになります。

動作の内容としてはMOD_TAPと呼ばれるものらしく、空打ちは別の入力、ホールド時は通常の入力を行えるものとなります。

左AltキーをIME無効にする場合は同様に

MT(MOD_LALT,KC_HANJ)

とコピペします。

KC_KANAとKC_HANJですが、これがIME有効無効のキーとなっています。で、QMKコード的にはKC_KANAはKC_LANG2のはずなんですが、VIA上で見つけられず、同様の動作をするKC_KANAにしてます。KC_HANJも同様の理由です。

 mod tapに関しては下記のブログを参考にしました。もっと短い書き方もあるみたいですが、私の中でわかりやすいものを採用してキーボードに実装しました。

docs.qmk.fm

 VIA一択とかいいながら結局QMKコード引用してるあたり矛盾してますねw

 でもこれくらいだったらそこまで難しい話ではないので問題ないかと思います。

まとめ

 今回はAlt-ime-ahkという偉大なソフトウェアの機能をVIAで再現するというものでした。手順を見ていただくと結構簡単なことがわかりますが、たどり着くまで試行錯誤しました。chatGPTくんに聞いてみたりいろいろしてみたんですよ。

chat gptにやり方聞いてみた

 たぶんQMKベースの話をしているっぽくてよくわからなったんですけどねw

だいぶニッチな内容ではありましたが、誰かの参考になれば嬉しい限りです。

 

この文章はKeychron Q1 Gateron cap v2 milk yellowで執筆しました。